Message in a bottle

1991年生まれ。読書、映画、音楽、アートが大好き。英語・トレーニングが最近のターゲットです。

心の小さなブラックホール【喪失感の受容過程】

なんと初エントリーです!Haruoです。

その初エントリーが「喪失感情の受容過程」……

 

暗ッ!地中海の最果てに留学していたのだから、いくらでも楽しい話題があるでしょ!…という声が聞こえてきそうですが、いえいえ、これは、実は人が悲しみから幸福に至るまでのハッピーな記事。だと思う。のです。ちなみに3000文字。

 

 

正直な切り口から、この記事を書くにいたった成り行きを紹介します。

それは私の心に開いた小さなブラックホールの話です。

もしも純粋に喪失感に関する知識を求めている方がいたら、以下の部分はオマケということで読み飛ばしてしまってください!

 

 

さて、私は長年Twitterをやっています。(@dntbooks)

①情報をキャッチしたり、②自分自身も発信したり、③心の整理の為に頭のなかでおびたたしくあぐねている百鬼夜行を実況したり(要するに人さまの言うところの'メンヘラ')

することに癒されおり、このツールは生活に欠かせないものとなっていました。

 

 

しかし、帰国して3週間くらい経った頃かな。

なんだかおかしい。どうにもおかしい。

書けど暮らせど、答えがでない。

台風の様に意見が変わり、白だったことが、ある日、黒になる。

なんだか胸に石が詰まっているみたい。

ううん、ふさがらない穴が凄い勢いで私のことを飲み込もうとしているみたいだ!

過食症の女の子みたいに、一番楽になれる答えを求めて心がすべて食らい尽くそうとする。

Aだ、Bだ、いややっぱりCだ!

……それは、心も時間も搾り取られる混乱だった。

 

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そうしてある日、読み書きが大好きで何年もTwitterを重宝していた私が、「私を見知っている現実の友達とここで繋がっていてはいけない」と緊急避難するほど、しんどくなってしまったのです。

 

 

そして私は、その混乱をただ無視して戦うことにしました。

生活を良質にコントロールし、自分自身の将来にフォーカスを当てる。

怒りや悲しみが押し寄せてくるのに踏んづけて、口を押えて黙らせた。

情報は命だ。効果的な履歴書を書くんだ。知識を身に着け、軸をもつ。

それが、私の仕事だ……二度と失敗は許されないぞ……。

 

ああでも、何度ケチらしても憂鬱が私を引き戻してくる。

 

私は今、取り急ぎ本格的に国内企業に応募を始めています。

職業人になる訳ですから、甘い過程では無い筈。

私自身の人間性・能力・志向性等を企業に伝える為に、「4ヵ月に渡る留学」というのは履歴書上でも無視できない重要な過程です。

 

・一体なにを得たのか?

・なにを考えていたのか?

・私の留学生活の実態は、なんだったのか?

 

 私自身が一番に4ヵ月の結論を理解した上で、それを効果的にアピールしなければならないのに、困り果てました!私になにが起こったの?!

 

 

 

そうして今朝、

自分の心の穴に開いた穴の大きさ、激しさを認めざるを得なかったのです。

 

 

間違いない。

この感情を私は知っている。

とっくの昔に克服したと思った筈の心のブラックホールだ。

 

 

 

 

これは重大な問題感情だ。

もしかして、私にはマネジメントできないような代物かも知れない。

一体、何が、誰が、この問題の解決方法を知っているだろう?

しかし、私が助けを求めるとしたら臨床心理学の世界に違いない。

ミイラ取りがミイラになっちまったみたいだ…。

 

 

だけど、私のこの心の問題は

投薬を要する精神医学とは別の分野であり、

まさに人間が生きている中で生じる人生・心の問題です。

 

一体どのジャンルにこの答えがあるんだろうか。

 

分類の分からない自分の激しい感情と共にぽつぽつネット検索していくうちに、「怒り」と「喪失」というキーワードが私のなかに浮かんできました。こ!れ!だ!私が感じていた気持ち!

 

 

…うをーいッ 長かったけどこっからが、そんな私が必死にかき集めたチップです!

 

 

 

キューブラー・ロスの死の受容過程と喪失感情

 エリザベス・キューブラー・ロスは終末期医療を専門にした精神科医です。

著作「死ぬ瞬間」は世界的なベスト・セラーであり、表題の死の受容過程はあらゆるシーンでとりあえられているので、ご存知の方が多いでしょう。

 

曰く、人は死に直面すると下記の過程を辿る。

また、喪失体験からの回復プロセスも、同様だと言うのだ!

 

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①否認(Denial)

理屈では事実を受け入れようとするが、心の理論では到底受け入れられずに否認する。

 

(ex むっちゃ楽しかったわ~マルタ~!いや、えっちょっと待って、なんで、マジ本当無理なんですけど、悲しいんですけど、いやそんな筈ないんですけど、)

 

 

②怒り(Anger)

事実は受け入れた。だけどその理不尽さが許せない!

 

(ex どうして?!どうして私のフラットメイト変態だったの?!しかも私○×△◆…自分の留学生活に対する未練、後悔、失敗を許さない!怒る!)

 

 

③取引(Bargaining)

喪失が問題の場合、藁にもすがる思いで、別の答え・選択肢に縋る。

また、自分の金銭を全て捧げるから命を…等と神へ祈る。

 

(ex いや、でもほら、英語頑張ったし、あの人達と出会えたし、良いことがあった、悪く無い、悪く無い…Danは心と悪魔の取引を始め真実を歪めはじめた…)

 

 

➃憂鬱

上記の全ての過程を経ても、思う様な結果は当然得られない。死は訪れる。

喪失対象は二度と戻らないことに、ひたすら打ちひしがれる。

 

(ex すべての時間、すべての思い出、すべての人間関係はもどらない。私がマルタで得られなかったもの、得たかったもの、失いたくなかったもの、すなわち私の失敗は永遠にもどらないのだ…罪と罰。おまえも私も豚畜生!!!butatikusyou!!!)

 

 

➄受容

自然を受け入れ、不条理を受け入れ、心に平穏が訪れる。

 

(ex でもすべての瞬間に感謝しよう。失敗したけれどベストをつくしたのだ。ありがとうみなさん…ありがとうマルタ…I love you...See you ...See you…I will die...)

 

 

この死の受容過程ですが、exで挙げたように、

”喪失感情”においても同様の過程を辿るというのです。

これがキー。

喪失とは、健康や人間関係に限定されたものではないのです。

「失敗(あり得て欲しかった未来を喪失したこと)」も含まれる、ということ。

 

 

 

これが今回の私の屈折が複雑怪奇を極めてしまった理由でした。

私は同時に複数の対象を望まない形で喪失していたのですが、どうしてもそれを受け入れられなかったのです。

 

 

◆喪失感情から立ち直る為に知るべき4つの感情

 

簡単なフレームワークの様な、否、フレームワークですら無いシンプルな自己内対話です。前述のように、喪失から回復する過程には激しい感情を経験します。

カオスに渦巻く感情を受け入れていく為には、自分のカオスの正体を見破らなければなりません。

我々 喪失体験という苦しい執着心を手放せないヤンデレ抱く感情として、可能性大なのが、以下の4つの感情。互いに相反し、矛盾する。4種類の激しい感情です。

 

○悲しみ

○怒り

○喜び

○感謝

 

単純ながら、これを何度も書き出して可視化していくこと。

 

 

そうです、何度Twitterに書き連ねても答えが白黒裏返ってしまい苦しかった私は、そもそもの根幹のところで4つの矛盾した感情で混乱していた訳です!

 

はじめます…今日から…書きます…マルタへの愛と憎しみの手紙……

 

 

 

必死にぐぐり臨床心理学に触れたことで、元気にTwitterに戻ってきました。

ありがとう、ありがとう臨床心理学。

今私のフォロワーには現地で知り合った愉快なお友達がいます。

 

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