Enter The Void

1991, Tokyo. A trader from the country side. Book

あえての無題

昨日は割と衝撃的な事実に気が付いてしまった。

 

ここ二週間連続で姉妹で過ごしていた。

先週は妹の推しダンサーさんを一緒に観に浅草へ。

 

そもそも半ば強引に声をかけて妹を歌舞伎町のストリップ劇場へ連れ込んだのが2018年の12月だった。妹はそこで始めて見たダンサーさんを非常に気に入り、今ではすっかりお慕い申し上げて彼女がステージに乗るたびに遠路はるばるお上りさんになって魅惑の地下世界へ降りていっている。こうしてみるとやつもなかなか大したSUTOJYOである。血は争えねーな。

 

あんたそんなにお慕い申し上げておるなら良い加減 差し入れに恋文をつけてどうして彼女のステージがそんなに好きなのか伝えなさいよ、とけしかけているのだが「どう…言葉にしたらいいのか…分からない…この気持ち…」んだそうです。やだあ、ちょっとあんた私みたいじゃあん!オブす~!

 

 

 

どうしてみんなこの世界に出会うとノンケもおじちゃんもお姉さんも先輩の下駄箱にチョコレートを入れられないもじもじ女子高生みたいになってしまうんでしょうか。(偏見?偏見かな?)

 

 

 

形は正反対だったけれど、もちろん私にも身に覚えがあった。

 

私は趣味の大カテゴリが小学生の頃から変わらず・増えず、一途にある意味では退屈に暮らしていて、いつかの記事にも書いたようにちょうど時間と心が停滞していて未来が疑いの中にあった時に偶然(ほんとに偶然。)ショーを観に行った。

それが唐突に趣味のカテゴリが増えてしまった衝撃でそれはそれは大層なうかれぽんち具合でした。ハハハ…。

 

完全に完成されたショーの世界にて演者のセリフもなければ終わりと始めの挨拶のようなものもない、観ている私はそこにいる素敵な人がどんな方かも分かりようもない。

 

こんな似たらよったらの年齢の同性からなにかを受け取っても嬉しいはずなんてないのに、頭では分かっているのに、止めておけ、といつもスカしてばかりいる私の頭の中で理性はそれなりに働いていたのに、それでも「どうしても伝えたくて」、付き合ってた女の子にも買ったことのない花を生まれて初めて真剣に選んで(何故か顔から火がでそうだった)手紙を書いてしまった。

27歳にもなってなに女子高生みたいなことやってんだろう!しかも嫌がられるかも知れないものを!愚かな!と頭の片隅は戸惑って恥ずかしがっていたけれど、今でも後悔していない。

 

 

その後繰り返し劇場に足を運んでステージを観るなかで、彼女たちが観ている人の感想や気持ちをよくよく真剣に(時に鋭く、繊細過ぎるほどに)受け止めてくれているものだと知った。

渡した当時は本当にこんな迷惑な馬鹿なことして!と思ったけれど、あの日の手紙が彼女の元にきっとちゃんと届いていたということに気がついたのは、そうして数か月経って業界のことをちょっぴり知ってからだったのでした。

 

そんなこんなで偉そうに先輩風吹かせてきた姉ですが、おい!よく考えてみたらこいつと私SUTOJYO歴一ヶ月しか変わんねーじゃん!と自分的にとんでもないことに気がついてしまった。この冒頭での本題にたどり着くまでに至る壮大な回り道。これぞ。人生。

 

 

※最近爆笑したのが妹が近頃 興味本位で登録してしまった出会い系で男からメッセージが来て、かつどうやら良い人そうだと判断した瞬間 推しダンサーさんを紹介して魅惑の地下世界へ男たちを誘惑していることです。これからもそんなアガペーを忘れないでね。