Enter The Void

1991, Tokyo. A trader from the country side. Book

Your Eulogy

クリスマスが年内最終日だなんて、乙なもんじゃいか。

年内の仕事をきれいに片づけてしまって、一分間が永遠に思える一日を終えていつも通りジムへ向かった。

 

広い世界の大半は、幸か不幸かキリスト教をベースに構築された文化や習慣(あるいはシステム)を土台を基に今日も回転している。毎年この時期になると海外メーカーはこぞってWish your merry christmas!してこぞって休転してしまうから、私達も取引先の休みの多い"ホワイト"大手企業も、諦めることは諦めるしかない。一年の中で貿易商社が

気楽になれる唯一のシーズンがこのWinter Holidayかも知れない。

 

アメリカンカンパニーでの一年が、こうしてまた過ぎていった。

 

 

私がカラテファイターだった学生時代に駅に隣接したよくあるレンタル屋と本屋の併設店でWeezerの新アルバムを視聴して以来、ずっと聴き続けている曲がある。さようならヒーローという印象的な一節で始まる曲、ヒーローにAdios!と呼びかけてサビを始めるその曲は、「Eulogy for a rock bandという曲で、Weezer特有のパワフルせ切なく音圧の高いメロディを歌詞も分からないまま飽きずに聴いていた。その度に胸の奥が締め付けられる気がしていた。

 

少しの留学を経て、今こうしてUSAの会社で愛する仲間と戦場に出ながら働いていて歌詞を読んでみて、胸を締め付けられる感情の正体が分かった。

 

 

Goodbye heroes, you had a good run

さようならヒーローたち、あなたたちは素晴らしい道を走り抜けてきた

 

Fifteen years of ruling the planet

この地球上を15年間支配して

 

But now your light's fading

だけど今、あなた達の光は消えかけている

 

Adios rock band that we loved the most

アディオス!私達の最愛のバンド

 

This is a toast to what you did

これはあなたたちが成し遂げたこと、

 

And all that you were fighting for

そしてあなたたちが戦ってきたすべてへの祝杯だよ

 

Who could do more when time marches on?

この時のマーチが止まらずに滑り出す時、誰がこれ以上のことができたっていうんだろう

 

Words come and go

言葉があふれては去っていく

 

We will sing the melodies that you did long ago

そして私達はきっと、遥か昔にあなたが歌った歌を歌うんだ

 

 

 

上司の澄み切った燃える瞳を覆う白い靄を見つけた時、先輩の肌に一抹の疲れを見つけた時、私はいつかこの日々が終わることを繰り返し知る。

 

けれど、時の戦いのマーチが終わりへと向かって走り出す時、あなた達以上に誰がこれ以上できたっていうんだろう?Weezerの歌う青年たちがヒーローへ「彼らを墓に眠らせてあげる時さ」と歌ったように、そして「遥か昔にあなたが歌った歌を僕らは歌う」と歌ったように、私も彼らの築き上げた栄光と伝説の続きを創って走っていくのだろう。そう願う。

 

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