Enter The Void

1991, Tokyo. A trader from the country side. Book

私の恋の散策記

ブログってやつは不思議だ。死ぬほど手を抜いて書いた酔っぱらいの戯言みたいな記事が高アクセスを叩き出してしまうことも屡々ながら、センシティブな内容を掘り下げて真剣に書いた内容ほどまったく読まれなかったりする。何がその未来を分かつ不思議なファクターになっているのかというと、要するにアイキャッチ、記事タイトルでしかないわけであります。

 

私は大概なにも考えないでひょいっと記事タイトルを決めてしまうので、より一層みんながここを訪れる時の気持ちが分からず分からな過ぎて首まで捻り過ぎてそのままフクロウの如く一周回りそうです。そもそもがどうしようもないトイレの落書きノートの様な日記なのではあるものの、やはり真剣に書いたものが少しも日の目を見ずにただドクダミの如く永遠に過去ログに収納されるだけというのは寂しいものである。ダメな子にも母性は沸くのである。そこで、定期的にtwitterでシェアをしようかと思いついたり、なんだり、そんな最近だ。そう、そんな最近、無謀にも恋人たちの季節に主催の読書会をぶつけてみた。(バレンタインシーズン)それもそもそもパイが限られている地方都市で、「悲しみ」をテーマとして取り扱うという無謀にも無謀の挑戦である。今のところなんとか2名様が申し込んでくれているのですが、これ、大丈夫?ちゃんと読書会になる?気づけばもう再来週だけど、これ、大丈夫?

 

一事が万事、ジャブを出しながら練っていく性格が災いをして色々な発信を怠っている。完璧な計画などないので一歩踏み出さないと形にならないと思うからだ。読書会用のブログも開設するする詐欺で手につけていない。この発信力の弱さはだんちゃんの対面での営業力をかき消すネガティブポイント…っあ、ウソよ、盛ったわよ…盛らないでやっていけるほど人生ヌルくないのよ。

 

 

さて、膨大な前置きはさておき肝心かなめの頭書の件へ移りたいと思います。

 

去る秋口、平素の如く私は唐突に閃いてわめきだしました。

 

「女の主人公がいない…カミュドストエフスキーも世界の名作はみんな男、男、男…どこにいるんだ女の主人公は?!私が探す旅にでる!きえー!!!!!」

 

 

 

いや~狂言じゃないんだよ。覚えてるんだよ。それはつまりですよ…私がフィクションの世界ですら、すなわち古今東西のあらゆる名作の中ですら見つからなかった「好きな女」が、そんな現実の世界でポンッと遭遇できるわけがねーじゃんと唐突に悟ったこと。首記の件はそこにすべての発端を成す!!

 

本の世界の中で良いから胸ときめく好きな人に出会いたい!

 

 

その情熱のハゲしさと比例させるべくフォントをでっかくしました。

 

 

そうして早半年、気が付けば場末暮らしも二年も経とうとしているのですけれど、ようやく見つかったんですよね、ほのかなときめき…

 

 

 

それは倉田百三の「出家とその弟子」に登場する花魁のお姉さん。

 

嘘だろ芸術と宗教の本で…古典的名作でなんて不謹慎な…と突っ込みが入りそうですが、私は激しく盗まれました。わっちのチェリッシュでピュアなハートを。

 

浅香姉さんは妹分のかえでが入店した時から(ソープみたいに言うなや)陰に表にかえでを支えてきたのですが、そのかえでがようやくお客さんをとる様になって間もなく純粋なお坊さんと道ならぬ恋に嵌ってしまうのを、己の立場を悪くしてまで応援して雇い主にお叱りを飛ばされたりするのですよ。

 

ご自分は体調を崩して日々やつれて髪の毛が抜けていく中。そんな自分の姿と運命を嘆きながら、色香も未来も先細ってしまったことを悲しむ、見えない未来に胸を痛めている暮らしの中…それでもかえでちゃんの幸せを祈って見守って支えてあげているわけです。やばいムリ好き絶対結婚する。

 

そんなこんなで、ただいま私は絶賛小説の中で暮らす花魁達を心のビタミンに、いつかの夢の支えにしたいと彼女たちの物語を探しているのであります。

 

私の恋の一歩は小説から。だってやっぱり理想が、夢がなくっちゃなんにも始まらんでしょ~♪いえいいえいレッツゴ~♪