Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

特権ステーキ

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暇で特に業務上の障壁が無いときの方が「出社」(実際はMachineをonするだけ)したくなくなるのは何故なのか…。先日から急に暇になってしまい、我が「戦場に行きたくない病」はむしろ悪化しました。どうやら竹槍をもちたくないと思う暇等ない方が兵士の精神衛生上には良いらしい。実際、少々忙し目の方が好きなんですよね。

 

とは言え、白昼堂々サボる気にもなれず、本日はこそこそネットニュースを眺めたり業務中にステーキを焼いたりしていました。見よ…これがテレワークの民の特権ステーキじゃ!ハハハ!

 

特権と言えば。

 

巷では著名人の「粛々と己の仕事をやるしかない」という発言が炎上して相当叩かれてますよね。ネットで発信力のあるLeftの方々に言わせれば、著名であること、そして、そもそも粛々と創作やスポーツに励める人間は特権を持っていると。従って我らが日出づる御国の為に「できることを何かする」「声を上げる」責任と義務が生じると言うのです。はて…?

 

梅雨のじめじめした季節と相まって、人々の著名人に対する非難轟轟の声に少々もやっとした感情がわいてきたので、今日はテレワークOKの会社で働いている暇人特権階級の者として徒然記事を書くことにしました。マジで1mmも読む価値ないと思う。

 

学生時代、小遣い稼ぎでHate Speachに関するエッセイを大学に提出したことがありました。そうです。暇だったんです。部活も引退、単位もOK。後は酒飲みながらCall of DutyしてればOKという状況でしたからね。廃人かよ。

 

結果は大した金額にならなかったのですが、その過程で実際に在特会とそのカウンターのデモに足を運んだことがあります。それがかなりの衝撃で貴重な社会勉強となりました。その後こうして縁あって外国の企業で働いていることも相り、私は排外主義のネトウヨが大嫌いになっていったのですが…。しかし、COVID-19以降、どういう訳か一部の左寄りの方々にうんざりすることが増えました。現実的な視座があまりに欠けていると感じる場面が増え、実際問題そういった極端さや理想の押し付けがまさ故に「左は係数感覚がないアホな人々無視して結構」という反対の評価を招き寄せそうな気がずっとしています。が、これは私の妄想かも知れません。

 

人道的なのは結構です。理想が高いのも結構です。しかし、我々のresourceは有限ですね。道徳観は高いけれど実際に国の舵をとらせたらあっという間に破綻させそうな政治家って、残念だけどいらっしゃると思う。理性と理想のバランスが必要だと思うのですが。

 

そこで本題!そういう一部の左の方々って、例えばネトウヨが「我が国ニッポンの栄光の為に聖なる祭典の成功に協力する義務があるのじゃ」「反対する者は反日じゃ」とか言い出したら、それはそれはブチ切れると思いません?

 

なのに今回、「我らがニッポンの為に特権を持っている著名人は我らが信念に協力する責任と義務がある」って平気な顔して言いだしてない?!

 

背筋が凍る押しつけがましさ。これって、結局は同じ全体主義的なロジックですよね。大いなる矛盾だと思いません?!声を上げよう、声を上げられる社会にしようと、彼らは日がな主張しております。なのに今回、アーティストがぽそっと粛々と音楽を作ることしかできないと発言した途端に叩き始めてしまう。これじゃ何も言えませんって。正直、吐き気がしましたね。

 

そもそも個人主義の国であれば、こんな議論は起きないと思う。如何にもNipponです。

 

全体の為に何かをする責任を間違いなく負っているのは、本来は税金から給料がでている人たちですよね。彼らがプロです。この国に暮らしているひとりひとりが問題意識をもって政治参加すること。周囲の人々の問題に気付けるような人間になること、そしてちょっとしたできる手助けをすること…夫々、とっても大切だと思います。

 

しかしねえ、突然顔も知らない人から「あなたは特権を持っているからあなたのresourseは私たちの為に再分配されるべき」と堂々と主張されたら、私は「あなたと私の間には何の契約関係もございませんしそれは私のJob Descriptionにはございませんそもそもあなた誰ですか境界線を踏み越えないで下さい」と本気で怒りますよ。そんな当てこすりにはキレていいよ、著名な方々。アクティビストになることを押し付ける人々に、怒っていいよ。

 

ああ、私は本当はアナスタシアのおっぱいがどうだのぱくろみさんがキレイだのそんなことをぼやいていたいのにPoliticな記事になっちまったよバカヤロー。貿易ネタもたまってきたし、そろそろ書きたいですね☆