最近あった一番良いことはHiatus Kaiyoteからイイネを貰ったこと、そして恒例の地獄の異文化・遅延故障バトル以外の目星い仕事がひと段落したことでした。(あと奮発してラフロイグを買った。一瓶4000円する泥のスコッチ…)
私があんまりよく聴いているせいか、家族がHaiatus Kaiyoteからイイネ来ちゃった…と言ったらSugeee!!!!と喜んでいた。荒涼とした東洋での暮らしをあなたの音楽がいつもColorfulにしてくれる、あなたは世界中からこんなにも愛されているスターだ、日本からどうか愛と感謝を送らせてーと、落ち込んでいたLady Kaiyoteに思わず言ってしまったのだ…。
どうしても留学先に彼らの音楽を連れていきたくて、会社を辞めた秋口にCDを二枚注文した日のことをよく覚えています。Australiaから届けられる、どこか野性味のある暖かなSoul music。いつ、どの国に居ても…いつも暮らしにちょっとした彩を与えてくれる。ファッションを含めてwholeで味を出していて、アートってすごいパワーがあるなあと彼らを見ていると実感します。
(I am the いいおんな発見機)
こうしてみるとさあ、確かに覚えてるはずなんだけどな…スタートラインのこと…。
時々、自分で唖然としてしまうことがある。なんて中途半端に、惨めに、遠くに来てしまったんだろう。こんな日々は逆に惨めだ。美味い飯のにおいだけかかされて、周りに飯食わせて、足かせされているみたいで惨めだろう。それにしてもだ!そもそも、私はなんて無謀な大風呂敷を広げてしまったのか…。(それ五年前に気づいて???)
海外から届く色とりどりのメールにも、目にする書類がすべて英語になったことにも、恥ずかしいくらい感動してあんなにときめいていたのに。今思えばほんの簡単なクソみたいな貿易にも本当に必死で、毎日あんなに手ごたえを噛み締めていたはずなのにな。
いつからだっけ?
それがいつから砂を噛むようになったんだっけ…。
いつから信頼を寄せられなくなったのか。残っていれば数年後は~…なんて上手い話をされたって、嘘つきにんじんぶらさげられてるようにしか感じられないのだ。
大人になれば、絢爛豪華な夢の先にある虚無感ごと纏って砂を噛みながら生きていくこともできます。それでもやっぱり、私たちの心と体の強さには限界があるから、苦い顔をして必死に砂みたいな現実をかみ砕いているうちに、突然歯は欠けてしまう。自分の顎で自らヘシ折ってしまった無残な歯を眺めて、唖然として我にかえる。私の場合、それは今日、突然起きた。まったく、馬鹿馬鹿しくなったのである。
私の四年間は、まったく砂のように指を流れていってしまった。
あれも、これも、すべてだ。
無駄だったという意味ではない。断じてそうではない。私たちが往々にして人生に望みがちな、分かりやすい帰結のことを言っているのだ。せいぜい甘い日々の砂だっただけ感謝しよう。こうなったら暫くどうにもやる気がなかった様々な課題に対して俄然やる気がでてくる。今は苦しいけれどきっと、次の扉がちょっと空きかけているのだ。
それはいつも自分の手でしから開けない。
Coasting the cycle,
沿岸の環状線
thermal holding us higher,
熱が私たちを上へ上へと搔き立てる
oceans are not dividers
海は世界を引き裂くためにあるんじゃない
All love is timeless
この世の全ての愛は永遠だから