クビ

衝撃の報告が舞い込んできた。ボスが辞職することになったのだ。後釜は皆から時折、いや、やや頻繁に冷笑を浴びている私の上司である。年末の飲み会でも陰で皆の批判の総攻撃を受けていた彼…。

 

本当に、突然の通達だったそうです。米国の本社から月初に連絡があって、それでthat is fin. こんなことってあるのだろうか。みんなマジで顎が外れていた。とても気持ちがついていきゃしないよな。とはいえ、私たちの目には見えなかっただけで水面下ではジャブが来ていたのかも知れない。おい、お前このままだとヤバいぞ。なんとかしろ。お前がやばくなった原因はかくかくしかじかと。どうかそうであって欲しい。納得できるだけのコミュニケーションや、猶予があったと信じたい。

 

個人的にボスと二人で飲んだことが何度かあったのだけど、思えばその時に「(君がもしも上に行くときも)知れば知るほど怖くなるんだ。覚悟だよね。もしも失敗すればその時は首が飛ぶ。俺の位置は〇〇(上司)に替えられる。その時はそれで良いじゃん。やるしかない。」「もしそうなったら今さらどう食ってこうかな~。」そんな風にもらしていたのだ。今思えば綺麗に文脈が繋がるのですが、私はそういったひとつひとつのサインを彼独特の性格の所為だと捉えていて、「なんや、ホンマにボスはクソ極端でネガティブで気難しくてどっかちょっと性格が似てると言うかついつい共感してしまうキャラやわ~」となんと勝手に思っていた…あの時も悩んでいたのだろうか。

 

こうなってしまった直接の原因としては、巨大な案件を失注してメーカーさんを怒らせてしまったこと。米国の南の人とボスが合わなかったこと。そしてCOVIDで本社が大変な時に何もしてくれなかったことなんだと…。独立した組織同士のようでやっぱりそうじゃないから難しいよね。そして、米国は北と南でまったく性格が違うそうで、ルーズな南の人とボスは合わなかったんだよね。気難しくてすごく頭がいい人だからきっちりやれない人と対立しちゃうんだと思う。アホの気持ちは絶対理解できないよね。でも、南部の人と組む仕事は大きくてウン百億円の規模だから、そこと上手くできる人じゃないと…ということだそうなんだけど。

 

反して、後任の上司は南部の人とよ~~く合うの。それだけに、人の上に立つと滅茶苦茶にしちゃいそうなタイプ。管理できない。あくまでも、イチ営業マンしか無理だろうなってタイプなの。なの、に、上にいんのよね。絶望。だからみんな胸の内で離反しているところがある。その点、ボスにはみんななんだかんだちゃんとついていってたんだよね。これが上司に変わったら陰でぎゃーぎゃーバッシングが起こると思うよ。彼の言葉には重みがないから、すぐにみんなウンザリすると思う。というか、今でもされてるのに…。朝令暮改♪ちょれぼっくり♪

 

しかし日本と思考回路が違って驚くでしょ~。理由を見てみると、確かにシンプルに人を変えた方が会社の金にはなるじゃん。ボスうんぬんかんぬんを除いて。でも、日本人ははい、そうですか、では納得しないと思う。落とされるその人うんぬんかんぬんが重要だから。落とされるからには、その人自身にそれだけの落ち度、理由が必要なわけよ。

 

いかがだろうか。私は入社してからボンボン外資で人が挿げ替えられていくところを見てきたけれど、どうですか?こうした方がメリットあるから、とただ合理的に人が動かされてしまう組織。賢いかも知れないけど、流石にこうまで不安定な組織で働きたい?みんなどうだい?私はごめんだね。もう会社員どっぷりはごめんだね。バーテン兼個人輸入兼雑貨屋兼本屋兼農家になるね。いや、美人だったら風俗で…いや…働けないな…潔癖気味だから…。

 

私はちょうど離職の意思が固まってあとはHow, whenのみというところだったので、この一件で背中を押されるかの如くああ、遂に去り時が来たか~と思いましたね。次に会うときは無職に進化しているかも知れません💛うふ💛

退職したらアメリカのブラック企業体験談をアップするよ💛