Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

外国からの爆笑迷惑メール

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大きなProjectが始まって毎日生きた心地がしないときに、一通の不可思議なメールがメールボックスに届いました。母国語であったら一瞥して即・削除できたかも知れませんが、なんせ英語なので万が一重要な連絡だったら…と思うと恐ろしく、兎に角一読するしかありません。まさしく迷惑メールだ。Who is Vassell-san? 読んでみたらとんでもない内容で在宅勤務中に爆笑したのでご紹介差し上げることにしました。

 

”こんにわ。私は英国の金融機関の監査人・公認関係士で、コロナ以降の英国内の金融取引をチームで監視しています。その過程で、一年間休眠している投資用の口座を発見しました。その多くは、コロナ禍で死亡した個人に属するものです。そこで私は、今一度あなたがこの資産(450万USD)を投資を意図しながらそうできなかった人々の代わりに投資を継続する受益者リストに含まれていることをお知らせしたいと思います。(この辺りがあまりにも難解で分からない!Google翻訳も訳せなかった!)

私はあなたが亡くなられた投資家と同じ姓をもっていた為にご連絡差し上げました。

亡くなった方はコロナによって亡くなり、且つ正式な遺言を残していない為、私たちは相続の受益者としてあなたを紹介することができ、その際に投資銀行に要求される書面の準備について完璧な支援が可能です。下記のアドレスに承諾書を送信願います。"

 

 

オレオレ詐欺より無謀だろ!!!!

 

 

ってかコロナ関係ねーし!コロナで死んだら何が違うんだし!

承諾書を送れと言っている割に、個人情報を引き出す為の書面のフォーマットも添付されていない。どこの馬鹿がこんなことを始めたんだろうか。Kevinの名前でぐぐってもひっとせず。てっきり有名な迷惑メールかと思ったのに、小物だったのね!

 

そういえば初めて受け取った外国からの迷惑メールはなかなか手が込んでいた。我々が使っているものと同じドメインで、同僚を装って送ってくるのである。

 

でも…この迷惑メール…なんとな~く、ああ~イギリス英語だな~って感じがするよね。(笑)丁寧でまどろっこしいと言うか…なんというか…アメリカ人は絶対こんな文章書かないと思う。私はこういうカタイきちんとした文章の方がまだ好きですな…難しいけど。今のPJに入ってからは兎に角America・中国からの英語を読むことが多いから新鮮でした。(アメリカ人のフランクでブロークンな感じは、こういうカタイ文章とはまた違った難しさがあるのです…。上司ですら??????ってなるらしい…。)

 

そして"via E-mail" って使っていいんだね。手段を表すとき、日本人の感覚だとvia(~を通して、のニュアンス)がしっくりくるけどbyが正しいのか????とか迷ってたわ。

 

Anyway!!英語が好きな方は読んでみると面白いんじゃないでしょうか!そして私に訳し方を教えてくださいませ。

 

最近昔好きだった踊り子さんが分からない言葉を死ぬほどググりながら必死にミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」を読み切ったのを見て(拍手…)、私もクンデラを2冊も買ってしまった。男女のどろどろの性愛書いてるくせに、無駄に気取った哲学混ぜてくる…的な、一生馴染めなそうな作家なのに。(ヘイトスピーチ

私は人生の空虚さ・理不尽さに翻弄されて自分の惨めさに悶え苦しんでいるような純文学の方が性愛小説より余程に好きですので、三分で挫折してメルカリ行きになりそうで怖い…。

 

じゃあ女女だったら読めるんか?と言われると、残念ながら普通に読めません。中山可穂ですらダメだもん…。アデルブルーよりキャロルの方が好きです。だってあれは、一人の女の子が初めて大好きな女の人に出会って、別れて傷ついて、自立してまた出会い直す、巣立ちの素敵な物語だから。

 

私の人生文字で終わりそう。ため息。