Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

夏の終わり

 

 

いよいよ旅へ出る直前に悲しいニュースが舞い込んできました。なんとリゾートしらかみ(五能線)が大雨で運転を見合わせているらしい…。OMG…それに加えて生憎青森方面の天気予報は暫く雨。それじゃあ思い切ってキャンセルするか!ということになりました。そして僅か1日で旅程を組み直さなければならないという事態に陥ったのですが、母親はなんでもこちら任せであらゆる提案を反古にするので、貴様は幼稚園児かね??とブチ切れたりしつつも、地図を眺めているうちにふと岐阜の存在が浮かび…

 

待てよ、馬籠宿は…?そしたら郡上は…?飛騨高山もいける…?!と地図を見ながら無事数十分で旅程を組み直しました!Well Done!!!(自慢)この無駄過ぎてささやかなお金になるどころかひたすらお金が溶けていくだけのスキル、何かの役立ちませんかね……忙しく働く女子のアナタ💛僅かなキャパも無駄にしたくないキャリアウーマン・ママさんのあなたに💛色々代理でアレンジします💛自立したオンナの味方💛

 

売れないね。

 

でも変な旅行会社に中抜きされて意味不明なツアー組まれてきっしょくわるい集団行動押し付けられて隣のおっさんとかに話しかけられて旅の醍醐味を全て破壊されるより、調べごとと予約の手間だけ外注しちゃった方がよくない?!?!(-_-メ)  (偏見の塊…)

 

…とここまで新規事業を妄想したところで、こんなにボンビー無茶旅をする私が旅程なんて組んだらリッチなキャリアウーマンに苦情入れられて殺されちゃうなと正気にかえったわ。

 

そんなこんなで突如決まった岐阜旅ですが、いや~訪れた三か所とも最高でした。

 

最近体調がどうも悪くて筆がのらないから滅茶苦茶肝心なところ端折りますけど、馬籠宿は島崎藤村ゆかりの土地。古い日本家屋と行灯が急な坂道に連なっていて、水路と水車の音が宿では響いてる…。夕方には売店がすべて閉まって、コンビ二もない土地。こんな山深いところで生まれて、藤村はどうやって小説を書いたんだろうなあ。彼の蔵書を資料館で見たら、古今東西の文学や洋書が揃ってて相当な上流階級出身だったんだなあと思った。

翌日は盆踊りで有名な郡上へ。ここは本当に民家から何から昔ながらの日本家屋で風情があるところなんですよね。飛騨高山は有名ですが、郡上見ちゃうと高山は車優先で歩きづらいし、ちょっと観光地風に作った感じで味気なく感じちゃうくらい!

 

岐阜の里山の美しさって単純に「田舎」と呼ぶのが憚られる。あそこまでの自然や生活様式が未だに保存されてるって凄いことだと思う。私だってド田舎に住んでるんだけど、あんなに空気美しくないし、美味しい食べ物もない。外国人から人気だと知って超納得したわ。醤油と味噌がす~~~っごい美味しいんですよ。それを使った"けい(鶏)ちゃん"っていう炒めものが郡上の名産なんだけど美味しかったね~。あと鮎ね!!!!

 

本当はもっと貿易のこと書きたいんだけど、くそったれAmericanのせいで毎日が本物の地獄ですとしか言えないから変わり映えがないんですよ。最近はじめてちゃんとタイ(にあるドイツ)の会社とやりとりしていたら対応良すぎて天国だったよ。やっぱりタイの人らしい人当たりの良さなのか、もう毎回回答早くて「Should you had any question please do not hesitate to contact me. Wish your great holiday☺」みたいな感じなわけ。定型文っちゃ定型文なんだけど、Americaがゴミ過ぎて新鮮なんだよお…。もうあいつらやだよお…嫌いだよお…。私タイに行くよぉ…。または沖縄…。

 

人には生まれ持って北国指向と南国指向ってのがあるらしい。それで言ったら明らかに自分は南国指向だと思う。Americaで聖書より読まれた資本主義・個人主義のバイブルと呼ばれている「肩をすくめるアトラス」も第三部まで来たから、寝る前に読んで寝ちゃおう。これを読んだら少しはあいつらのことが分かるんだろうか?