Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

ねこ

二歩進んで一歩下がる五十肩治療の鍼灸から帰ってくると、ヨメヨメ(人間年齢72歳)が珍しくたたたたっと元気に走ってきて、棚に飛びかかろうと背伸びをしている。ばあちゃんお前まだそんな動きができたのかと驚いて振り返ってみると、彼女の視線の先、なんとそこには超巨大なバッタ。

 

やだーーーーーーーーーヨメヨメ倒してーーーーーーーー!ほら!ジャンピン!ジャンピン!猫パンチ!

 

飼い主の切なる願いも虚しく、いつまでも尻尾をふりふり棚にたたずむバッタを睨んでいるうちの猫…。結局、ものの数十秒で飽いて部屋にもどってしまいました。砂漠の神様はそんなに暇はないし、しもべが隣で震えていても意に介さないらしい。仕方なく、自分で及び腰で瞬間冷凍ゴキブリ退治スプレーを噴射しまくるはめになりました…。

 

虫から守ってくれる彼女が欲しいナ💛と、思わずゲンキンで不届きなことを思ってしまう季節です。どうやら重いネコ科フェチにかかっている私は、素早く動く虫をスパンと勇敢に仕留める姿を見たら、何度でも恋をしてしまうかも知れません。背後に潜む虫(生きてる…?死んでる…?)が怖いせいで、また下らないことを書いてしまったではないか。

 

それにしても、小さなお腹をぎゅっと丸めて、くびを傾げて侵入者を見上げている彼女の姿は小さな女の子そのもの。いくつになっても、私にとっては可愛い可愛い子猫です。どんなに白髪が増えて、面倒くさがりで、不機嫌になっても…。少し切なく思いました。

 

辛い七月が終わり、夏休みも間もなく。ようやく胃に穴が開きそうな案件も下火になってきました。人心地がついた感じ。下手な英語でインドに電話をかけたり、ひとつ理解してもらう為にひゃく言わなければならない業者を相手にしたり、つらい電話ばかり顧客にかけていた。海外メーカーのやることって何年経っても予想の斜め上行きます…いくらなんでもなんでそうなった????の連続

 

友人たちが女風の話で盛り上がっている中、私は今日もちひろさんの新譜待ちきれないなあ、BLUE NOTE楽しみだなあ、と思っています。