Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

Enter the Void

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(思わず笑った案内)

 

癒しを巡る旅は続く…

タイマッサージとセブンのサバが息抜きという、恐らく人生で最も健全な嗜癖を抱えております。

 

この案件が落ち着かないと将来にわたって巨額を失ってしまうというsuper criticalな案件が奇跡的に事なきを得て一安心したのもつかの間、忙殺されておりました。

 

基地のインフラに関わる設備を期日までに修理(しかも不良品納めてたっていうねw)しないと停電してしまうという状況の中で、何回連絡しても向こうのメーカーがうんともすんとも言わなくて。おかげさまで入社以来初めてUSAの同僚と対面(?)オンライン会議をしました。

 

取引先の窓口はKorea、現場はUSAという状況で、保守的で無責任なKorea側は面倒ごとに対してNo supportなわけです。その癖、我々が直接工場とやりとりすることは許さないのよ自分たちのメンツが潰れるから。酷いでしょ~?

 

貿易といえば、海外との通話だ会議だなんてしょっちゅうやってそうなイメージを持たれる方が多いと思うのですが、対同僚然り、対取引先然り…基本的に相手の時間を完全に拘束する通話はなるべく最小限にします。勿論、言葉の壁もある。

 

しかし…

わたくしも今回のことは流石に参ってしまって、修理が上手くいかないしわ寄せ・責任のすべてが輸送も担当しているわたくしに来て突然責め立てられることとなり、いやね、そんなに大切な仕事ならその前段階の修理手続きをきちんとハンドリングしなさいよ。重要な案件に対して墓穴を掘った顧客自身と上司たちの責任の所在は?馬鹿なんじゃないの?と怒りで一杯でしたよ。ウフフ。Fuck Kill.

 

そんなこんなで色々あって、その後更に所謂…辞めハラ…?(追記:ヤメハラの使い方まちがってました。やめちゃわないか過剰にさぐられることを差しましたw)のようなデリケートな状況になってしまって、んま~更にストレスが溜まるという…。

 

そんなクソッたれな一週間がやっと終わったぞ~♡と近場のタイマッサージへ駆け込むと、若いまだ駆け出しのかわいい子がひょこっとでてきた。かわいい。兎に角たどたどしい。踏まれながら(文字通り)そうよ…私たちまるでだめな大人を踏み台にして成長しなさい…痛い…やっぱり踏まないで…と思った…。

 

しかしよっぽど気持ちはすさんでいたらしい。「だいじょぶですか?」の優しい笑顔にめちゃくちゃ癒されてしまった。廃墟に咲く花に見えた…。

 

ああ、わたしはなんて哀れなおっさんのような女になってしまったんだ…「コンビニ店員さんの笑顔に癒されました(無職)」みたいな感じだよな…。

 

 

まあ、そんな感じでございました。Enter the voidだろ。(虚無の入り口)

 

これからも、ブログタイトルの通り、世のスタンダードレールから外れたhellをみなさまにご案内できるよう、道を踏み外すことを精進したく存じます。

 

あー疲れた。

異文化マッサージデヴュー

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「我慢のGW」もまさかの二周目ですね。

(悪夢の三周目も頭の片隅に浮かんでしまうな、Nippon…。)

 

折角GWは静かにケアのことを学んだりリラックスして過ごしていたので、ふと思い立ってタイ古式マッサージを受けてみた!

 

 

タイ古式マッサージ

 

と言えば、歯医者とまではいかないが、このクッソ田舎でもそこらかしこで見かける。日焼けした怪しげな看板が目印の未知の世界である。近場にどんなお店があるのか色々調べてみると、隣町(県庁所在地)だけでも二十軒は軽く超えるタイマッサージ店があることが分かった。

 

なんと、超ご近所(※地方では車で15分圏内を近所と呼ぶ)にも数軒…!

価格も30分2500円、60分4000円~とお手頃。各種第三の医院と比較すると格安だ。夜中2時までの営業時間と、異国風の店内のムードもタイ古式マッサージのウリらしい。

 

しかし、正直なところ、新橋とかにはマッサージ店の面を被った怪しい風俗店が乱立しているので、タイマッサージと言うと割とそういうグレーなイメージがありました。(ごめん)

 

実際問題、お店をググってみると…

 

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あえて女性OKをアピールしていたり…

 

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純粋なマッサージ店であることをアピールしたりしていて、玉石混交の実態と苦労の一端がうかがえる。まあ、Googleを見る限りでは評判良く、ホワイトの様だし、これは面白そうだぞ…。そうしてご利益も調べないまま、わくわくしながら夜の21時に予約をとってみる。

 

実際に行ってみると、暖色の照明を落とした店内にお香のかおりが漂ってとってもエスニック。ちょっと凝ったお店に行けば、バリ島にでも行った気分になれるかも知れない。Non 日本語 Nativeの現地の方が、「痛いのはどこですか?」「うつぶせになってください」と喋ったのが最後。ふくらはぎに激痛がはしる。

 

痛い!!!!!超痛い!!!!

 

 

信じられないくらい痛い。おそらく言葉の問題で終始無言なのも地獄みが増す。

普通によじよじ登って踏んでくる。待って、踏まないで。重いとは言わない。踏まないで。この世にこんなに痛いサービスがあったのか。脂汗をかく。今時歯医者でもこんなに痛い目に遭わないだろう。その後も巧妙に体重とてこの原理を使って背中、ケツ、肩と全身を指圧される。最早痛すぎて笑ってました。

 

しかし!30分の地獄のマッサージに耐えてみると、半生を共にして体の一部だとおもいこんでいた重い肩こりが見事に消えているのである。凄い!!!!タイ古式マッサージ凄い!!!!味を占めて、GW中に二回行ってきました。

 

二回目はとっても陽気なお姉さんが施術者で、ちょっとした体のロジックを教えてくれたり(ふくらはぎ凝ってる人、腰、痛い)、「カタイ!!お姉さんカタイ!!!!痛かったら言ってください!!」と気遣ってくれたり、「外雨降ってた?濡れてる、あ、痛かった?!汗?!ぺたぺた🤣」とケラケラ笑って話しかけてくれて随分楽だった。

 

しかし、今回の施術者は手際が良くて力強く複雑な寝技をかけてきていたので、痛みも効果も三倍マシでした。泣くかと思った。人気店のようで、ひっきりなしに客から電話がかかってきていた。「アミちゃんならアイテル!エミちゃん今ダメ!」と応答していた。どうやら指名もできるらしい。

 

仰向けになってね!と腕を引っ張られて起こされると思いっきり胸が出ていて「どこを見るのが正しい礼儀ですか?」と困惑した。ここで初めてイメージ通りのタイマッサージの世界、夜の空気を感じた。「だいじょぶ?」と笑われた。40分の激痛マッサージが終わると、こんもりしてた肩の肉が消滅した。プロだった。

 

というワケで、今所謂ゆりもどしで頭が痛いしとても眠い。何も考えられない。明日も出社だ。寝る。タイマッサージは多分クリーンだし本当に凄いしこんな技術を輸入してくれてタイの皆様、多謝という話でした。オススメ。

 

急に具合が悪くなる

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(右上に眠っているのがその子…)そうだ。急に具合は悪くなる。長年寄り添った自宅の床を遂に踏み抜いてしまった瞬間の様に、または地の底から突如やってくる天災の揺れの様に。

 

先日ぎっくり腰になったと書きましたが、鍼を二回受けても一向に良くならずに困っていました。治療を受けたその場だけは魔法の様に楽になるものの、一晩眠って翌朝パソコンのスイッチを点ける頃にはもう元のぎちぎちに硬直した腰に戻ってしまい、歩く度にまるで自分の体をしならない丸太の様に感じていました。遂に座っているのも辛くなり、学生時代からお世話になっているカイロの医院へ駆け込んだのが月曜日です。

 

先生は「久しぶりだね」と少し体の動きをチェックした後、直ぐに私を仰向けにしました。腰痛が原因で来院したにも関わらず、「お腹から触るね」と治療を始めて暫くすると、「体が疲れてしまっていて、自分で治せなくなっているんだよ。細胞が、血管が、元気がないと、いくら骨をいじっても仕方がない。」としみじみ言われました。

 

二度目のぎっくり腰がこうまで長期化してしまった原因が日々の暮らしにあることは、薄々分かっていました。心と体は切り離せないもの。仕事上であまりにもCriticalな状況が続いたこと、そこを始点に暮らしと健康とハートのバランスが崩れていたこと。恐らく治癒力が弱ってしまう原因は、そこにあったのでしょう。加えて、これはもう性分なので半ば諦めておりますが、常にやりたいことや課題に追われていて、のんびり暇をするということがどうしてもできないのです。私はとてもケチで、常に時間の損得勘定をしています。

  

そうして、痛い腰と共に前回紹介した「病院(ブッククラブ回さん)(まじおすすめ)」を再訪してきました。ゆっくりバランスを取り戻すためのヒントになる書籍を探り、努めて健康をサポートしてくれるような習慣を取り入れ(オイルマッサージと入浴と運動くらいですけど…)られるよう試行錯誤中。

 

buchicoco.hatenablog.com

 

本日、晴れて数週間ぶりに前屈できるようになりました。嬉しくて思わず猫を抱っこした。猫を吸うのに屈んでももう痛くない。猫ちゅっちゅし放題。

 

 

 

しかし、バランスと健康を巡る私の本当の戦いはこれからです。

さて、この先の旅をどう進めたら良いのでしょう?

 

私たちは、ただでさえ年々衰えて醜く弱っていく体を車両として、人生をドライブしていかなければならないのです。私は燃料を入れることも上手くなければ、メンテナンスの技術にも乏しい、半生を心身症と付き合っていながら未だに頼りない運転手であります。これはなんとかしなければ。

 

 

本棚で静かに眠る時代、国境を越えた友人たちを眺める。

生きていくには、彼らの並走が何より欠かせません。

 

ヴァージニア・ウルフの「自分ひとりの部屋」を開きます。かつては女が立ち入ることができなかった名門大学の傍の川辺に座り、ありし日のイギリスの会食の姿を想像するウルフ。博物館の書庫にこもり、自分と、女たちに降りかかる運命(「女は奴隷の様に家に使えなさい。財産は不要です。」)の理不尽の謎を紐解いていくウルフ。泣いたり笑ったり、百面相をしながら彼女の言葉に癒されていく。

 

「それに加えて、わたしの才能、ささやかではあっても、あの教授にとって貴重であったのと同様、わたしにとっても使わないのは死に等しいその才能が、ただ朽ち果てていく、わたし自身もわたしの魂もいっしょに朽ち果てていくという気がしていました。そしてこれからの全部は、まるで病が春に咲き誇る花々を侵食していき、やがては樹木を芯まで駄目にしてしまうのに等しいと感じられたのでした。」

 

 

 

この言葉ほど、今の私の迷いを代弁してくれる言葉はないと感じました。

米国の会社にたどり着き、「必要だ」「性別なんて関係ない一緒に上を目指そう」とありがたくも言っていただいて尚、私は上記でウルフが言ったような苦しみ、男たちの為に自分を捧げ、存在し切れない苦しみから逃げることができずにいました。

 

つまり、今の私は魂もひどく不健康だったのです。

 

 

 

ここでいったん、体に戻りましょう。 

オンラインで読書会を開催するようになって一年が経ちました。度々顔を出して頂いている印象深い参加者様の一人に、医療従事者の年配の女性がおります。彼女が初めて拙会で紹介してくれた本が、私にとって生涯忘れられない一冊となりました。

 

www.shobunsha.co.jp

 

 「急に具合が悪くなる」は、乳がんと多発転移に侵された哲学者の宮野真生子さんと、その友人の人類学者である磯野真穂さんの間で交わされた往復書簡として構成されています。二人は出会って間もない筈なのに、まるで古来の親友の様にお互いの核を共有しあい、リスペクトし合っているように思われます。そのリスペクトと、恐らくは両名の知的な体力ゆえに、死がそこに迫っていながらも反目し合うような題について最後まで対話し続けます。

 

宮野さんは偶然性について説いた九鬼周造の研究者ですが、「腑に落とす必要なんてない。受け入れられない、理不尽だともがけばいい。むしろ、わが身に降りかかった出来事を分かる・分かりやすいことに落とし込んで流されてしまうことの方が、問題だ」と言っています。これが凄く面白かった。

 

 

 「分からなさの前で、自分を取り返す為に、私たちは問わなければならない。これはなんなのだ、と。安易な物語に取り込まれない立脚点を、分からないことに怒り、それを問う力を、自分の人生を取り戻す強さを、哲学は私に与えてくれたのです」

 

 

もう、良いですよね。心と体が繋がっていたって、私たちはそのどちらも支配できやしません。本質的には勝手に弱るし、勝手に元気になるし、勝手に死んでくんだと思うよ。努力はできるだろうけどね。でも、決して言いなりになりゃしない。ガンよ消えろと言えば消えてくれるなら、そりゃどんなにいいか。だから、宮野さんの「腑に落とす必要なんてない、分からないと怒っていい、受けれなくていい。」という言葉は、凄く、凄く、力強く響いてくる。偶然が織りなしている世界で、偶然出会ってしまった状況を、腑に落としてなんてやらない。こんなの分からないよ!と問い続けて怒る力を、勇気を、この本は私に分けてくれました。

 

 

 

あれ。何だ今日の記事。そろそろ推敲というスキルを身に着けたい。

Russia VS USA

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以前取り上げた対Russiaへの輸出規制有無に関する確認の落としどころがようやく見えてきた最近。

 

近頃はちょっと書くのも嫌になるような問題が複数生じていたり、(ここ一年間は常に離職を視野に入れながら動いていたのですが、まさに今後の進退に関わる対組織のことですね。)いつまでも回復しないぎっくり腰に苛まれてこれは慢性化したのでは…?となかなかな恐怖に襲われていたので、意味なし落ちなしの記事を乱立して好き勝手劇場していました。

 

そういえば先日、朝起きてYou Tubeを開くとどうも見覚えのある顔が沢山でてきて「わたしこの人と話したことあるな…?は…?なに…?英会話講師紹介動画…?」と、前日に酔っぱらってオンライン英会話に登録していたことに翌朝気づいて真っ青になったことがありました。思い出すとね~確かにしゃべってたね~3レッスン連続とかで…ジーザス

 

もう本当に凄く更生したい…。

 

 

でも、最近、「道を全力で踏み外す才能」ってあるのかも知れないと思い始めました…

外れてやろうと思ってもなかなか行けないレールの外にポンッと飛び出してしまう才能というものも、この世には…あるでは…?そんなHENTAI達だから行ける場所というのも…この世にはあるのかも知れないじゃないですか…?私はただそこに行きたいし、そこにしか行きたくないんだよ…そこを探して創りたいんだ…(本気)

 

 

閑話休題です。

 

突如真面目くんになりますが、果たしてRussiaへの輸出規制は存在するのか?という疑問についてですね。結局、くだんの公的な組織でも確実な回答はできなかった(JExROね。笑)のですが、(おんぶにだっこな)お客様と改めて色々話してみると、「弊社から仕入れたパーツを加工した後、その製品は他社に売ります。その他社が製品を更に加工して、Russiaに売ります。つまり僕たちの直接の納品先はRussiaじゃないんだけど、別の案件では僕らが加工する前のパーツ自体にもRussiaへの輸出許可が必要だったので、前もって確認しときたいの~助けて~全然わかんな~い」

 

って感じの話だったことが判明しました。

 

それも、製造元がRussiaに売ることを許可しているか知りたいって話だったの。いや、言ってよ...話がまったく変わっちゃうよ…。MFRは最初から俺たち指定書式のレターさえ出してくれれば輸出許可しますよと言ってますから、もうこれで一件落着なんですよね。わーい。ちなみに、このwith レターというやり方はRussiaとの取引では極々一般的なんだって。

 

 

ソ連時代から何かと覇権争いをしていたUSA, Russia。

 

取引も、そう手軽にはいかないようです。

www.bbc.com

 

 

(まあ、最近もこんなことになってるしね…)

 

 

そういえば最近大好きなチャンネルがかのLean On(e~~o~~~e~~~o~~~ってやつ。(笑))の凄い素敵なCoverを出していたので毎日のように聴いています。

www.youtube.com

ちょうどわたくしが楽園で遊んだり退職して留学しちゃった辺りに激しく流行っていて、今となっては思い出が詰まった一曲です。改めて詩を見て、こんなメッセージの曲だったんだなあ、としみじみしている…。

 

 

Do you recall, not long ago
(覚えてる?そんなに昔のことじゃないよ)

We would walk on the sidewalk? 
(よく二人で歩道を歩いたよね)

Innocent, remember?
(覚えてる?あんなに無垢だった)

All we did was care for each other
(私たちがしていたことはただ互いを気遣うことだけ)

But the night was warm
(でも、夜はとても暖かくて)

And we were bold and young
(私たちは命知らずで、若かった)

All around, the wind blows
(辺りにはただ、風が吹くだけ)

We would only hold on to let go
(私たちはただ互いを手放す為だけに続けてた)

Blow a kiss, fire a gun
(投げキスをして、銃をぶっ放そう)

We need someone to lean on
(私たちにはただ頼れる誰かが必要なんだよ)

Blow a kiss, fire a gun
(投げキスをして、銃をぶっ放そう)

All we need is somebody to lean on
(ただ頼れる誰か、それだけが私たちには必要なんだよ)

 

絶景や忘れ難い出会いのひとつひとつがとオーバーラップして、この先の詩は切なくて続けられませんでした。当時よりちょこ~っとだけ英語に慣れた今、詩を知ることで、時を超えて思い出の曲が新しい色で蘇ることがありますね。

 

わたしの病院

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先週末、痛む腰を黙らせて青山一丁目にある病院へ行ってきた。

 

 

そこは、ブッククラブ回という本屋さんです。

”Spiritual Book Store”として、主に精神世界に関する書籍に強みを持った特色濃い本屋さんで、地下へ回廊を降りていく建築構造はまさに別世界に誘われていく感じがあります。

 

読書会を始めて以来、度々「あなたの推し本屋」を参加者さんに尋ねているのですが、ブッククラブ回さんをご存じの方に未だ巡り合えていないのです!ええ~、そんな!本好きがここを知らないなんてあまりに勿体ねぇ~~!!!!!行って~~!!!!!っと、毎回営業をかけている。(笑)

 

一口にスピリチュアルと言っても、ラインナップは非常に幅広いのです。Health & Careから文学、そして経済書まで。真剣に宗教世界を深めたい人から、ちょっと疲れて人生のヒントを探したい人まで…幅広い層に別世界の門を開いております。感動的な本棚。

 

私が初めてここを訪れた時、一歩入ると異国のお香の香りと静かなヒーリング音楽がかかっていて、まるで結解の中に入り込んだように気持ちが落ち着きました。ここは完全に安全で、まっさらな気持ちで可能性や癒しを探れるところ。あの廊下を下ると、いつもそんな風に感じられます。

 

以来、年に数回足を運んではごっそり金に糸目付けずに本を買い込むのが習慣です。私にとって本当に大切な「病院」です。

 

 

しかし…実はわたくし、今週は月曜出社だった為、土日は思いっ切って都内に宿泊することにしていたんですよね。そうして折角ブッククラブ回さんに行って癒された足で、無謀にも浅草をぶらぶら…永遠にあきずにぶらぶら…してしまったが故に、回復傾向にあったぎっくり腰を完全におかしくしました!!ウケル!

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(銭湯行っちゃったりして…)

 

始めてぎっくり腰を体験した際は、もう立ち上がって歩けなくなるほど痛むという凄まじく強烈な体験だったので、今回は「ま、痛いけど歩けるな~🎵」とあまり気に留めていませんでした…。

 

腰をかばって無理矢理歩いていた所為か、月曜日には右足が痛んで歩けなくなり、泣く泣く鍼灸に電話してなんとか予約を詰め込んでいただく…。痛すぎて医院まで歩けないので、なんと無駄にタクシーを使う羽目に…本物の馬鹿だろうか。

 

そもそも何故整骨院でもカイロでもなく鍼なのかと言うと、初めてぎっくり腰をやった際に好きだった踊り子さんが(悲運にも)丁度ぎっくり腰になっていて、「すぐ鍼に行きな!!!!!」とありがたいアドバイスを下さったことでした。「Yes, sir」と二つ返事で素直に予約をとったところ...見事に治った!!!!というありがたい経験がありました。

 

 

 

ただの一回で歩けるようになり、二回目には痛みがとれた時は衝撃だった。

Thank you, 推し。尊いな、推し…

親切にも、なんてすばらしい助言をくださったことか。

 

しっかし今回の治療は脂汗をかくとはこのことかと言うほど痛くてつらかった。

30分絶え間なく痛いってこんなに辛いんですかトラウマですってくらい痛かった…が、終わるとものの見事に右足の痛みが消えていた。やっぱり鍼と整体凄い。腰の痛みはまだとれないので、明日も行きます…また痛いことされるのかなやだな。

 

鬼畜ハンドの先生曰く、「ぎっくり腰ってのは本当にすぐやらないと、放置しちゃうとダメなんだよねえ」だそうです。皆様、腰痛ははじめが肝心!私みたいに遊びの誘惑に負けて自爆しちゃだめですよ💛

上野摘発

衝撃過ぎる見出しが飛び込んできて全く頭が追い付かない。

 

上野の劇場さんが摘発されたって?!

 

劇場さんを離れて久しいけれど、どんなに真摯な思いでステージに立たれているのか、少しは見齧ったつもりです。だから、「無実の人々を摘発するだなんて、正気だろうか?」という混乱が心の第一声でした。

 

「わいせつ」というキーワードで話を絞るなら、この国には一体どれ程正しく取り扱われるべきだったわいせつで悲惨な犯罪が見逃され、悪人共が逃げおおせてきたことでしょう。他人を蹂躙して平気でいる男達が「わいせつ」として捕らえられないのに、自分の芸を磨いて自分の艶・色を出す女性たちがいやらしい、罪だと逮捕される。これってどういうことでしょうか?

 

言わせてください。ストリップはセクシーです。勿論、時にエロティックで下衆なこともあります。下半身の写真撮れたりするからねwww

 

けれど、ステージを言えば。

そのひとつひとつがその方なりの表現であり、ウィットであり愛であり世の中に一石投じたいという闘志であり…非常に心理的・文化的なものです。

ただ性を売っている場所ではないのです。その表現が、必要としている人たちに届いて成り立っている。

 

普段から針の糸程の正義も通さないleft behaindな国のくせに、蟻のように小さな小さな不純を捕らえてる…もう、到底納得いきません…!山積みの犯罪・課題を無視して、風で消えゆきそうになりながらなんとか踏ん張っている文化を攻撃するとは! 

 

 

年を重ねると、思いきれなかった人や出来事が、毎年、毎年、生きるごとに増えていきます。二度と続きを歩くことができない日々。

 

そんな思いきれなかった、やりきれなかった出来事が、ソーダ水みたいに甘酸っぱい日々への悔いや悲しみが、二度と会えない大好きな人たちが、ありとあらゆる時代や土地に散らばっていきます。

 

そういうほろ苦い喪失のひとつひとつを、青春と呼ぶのだなあ…と勝手に悟っている最近です。(ポエジー…。。)いや、これ、本当にね。私の中では、この言葉の通りだ。三十歳のちびちゃい悟りww

 

演者も、観客も、よく劇場さんを青春と呼びます。

誰かにとってそこは、かけがえのない、本気の、青い時代なんだと思う。

私にとっても劇場さんは二度と続きを歩くことができない、一瞬の青春時代の思い出です。

 

彼女たちがこの不当に声をあげるなら、私も一緒に戦います。

決して戻らない場所でも、そこに集まる人々の明日の喜びを守るために、できる限りの協力をしましょう。

Telephone Conference

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早いもので、最初の記事を投稿してからもう一月経ってしまうのですね。

 

国際的な仕事に関心のある方にとってはちょっとした人生のtipに、そして、まったくそんなもんに関心の無い方にとっては新鮮な暇つぶしになる様な記事を書くことを目標にこのブログを始めたのですが、ま~あ単位は落とすわ、続いて調べた国内MBA孫氏の兵法を未だにありがたがっているという事実に涙がちょちょぎれるわで…最早完全に好き勝手劇場になっておりますね。うっふん♡

 

しかし…私もこのInternational business fieldに入ってかれこれ四年目となり、非日常が日常と化してきております。何が日系で働く多くの皆さんにとって新鮮な外資ネタなのか、判断する日本人としての一般常識が若干欠如してきた気がしてなりません…。オーマイガー。

 

 

さて、本日ですが、遂にわたくしもTeamsデヴューを果たしざるを得ない羽目に陥りました。それも、いきなり韓国人とインド人の間に入って…。What a hell.

www.microsoft.com

 

(割と地獄のサンドイッチだと思う)

 

今朝、恒例のインド人がけたたましく「Ah~~~I would like to have a meeting with the maker to fix the requirements as it takes long time for technical clarification~~~」と失礼極まりない電話をかけてきて、(赤字部分重要。赤字部分いつだって君のせい!赤字部分ry)「It would be great if I could talk with them directory today, because I have to complete the official specification by this week」(超訳:恐れ入りますが今週中に正式に仕様書を発行する必要があります為、本日メーカー殿と会議ができれば誠に幸甚でございます。)と続けるので、快諾しました。

 

 

元々はメーカーと彼が直接話せるようにすれば済む話だったのですが、恒例のドンの

無茶ぶりで「16:00からなら出られるからTeamsでみんなで話しませんか」とクッソ余分な指示を出してきやがったとご要望がございましたので、よけいな仕事増やしやがってお前はいつも本当にチクショウと怨念を唱えながら恐怖のインド人と韓国人によるサンドイッチMTをアレンジしざるを得なかったわけです。

 

勿論、彼は「任せた☆」と一言言って出ませんでした( ^^) Kill you☆☆

 

 

 

社内では通常Skypeを用いているし、個人的に主催している読書会でもSkypeを愛用して一年経つ為、私はSkypeの申し子を自認しているほどSkypeが大好きなのですが…世間は刻一刻と、Teamsへ移行中。あんなん何が便利なのかな~invitation送る時も日本語しか対応してないしさー。外国の人困っちゃうじゃんー。そうしてブーブー文句を垂れながらなんとかTeamsの招待を送ったところで、肝心のMTがスタート。

 

いや~それはもう、酷かったヨ…(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

メールと違って相手を100%拘束しているのだから、通常口頭で急ぎ確認する必要のあることだけをpick upして整理して話す努力をすると思うのですが、流石インド人の彼、PDFのTabをずらーーっと開いて待ち構えているじゃありませんか。ンマー……You それ全部Confirmするつもり…。案の定、一から十まで虱潰しに聞き始めましたよ。イ、インド人ってやつは…。

 

しかし、Engineerでもなんでもない只の無学な商社マンである私は、ドヤ顔で「Sirs, fully appriciate taking your time today♡」とか言って司会を気取ってあとは放置である。ほんま何の為に存在してるんやろうな。嬉しくない置物かな。ドヤ顔でたまにAh haa---???とだけ言うしな。事情に精通したフリな。フリ。

 

そう、これがわたくしが入社して以来存在し続ける商社の悩みなのです。

 

商社というのはものを作っておりません。それじゃあ一体何のために存在しているのか、何故会社と会社の間に挟まっているのか…。MFRや納品先にとって、我々の存在意義が無くなってしまうことも、やっぱりあるのです。例えば上司と一緒に出張なんかすると、喋っているのは海外MFRさん。ほ~らお前ら働けとばかりにふんぞり返っている上司。私たちの価値って、意味って、なんなんだろう。なんなんだろう…。今は私なりにほんの少し答えを持てるようになりましたが、やっぱり時々、空気に値段つけて売ってるような、虚しい仕事の様な気がしちゃうこともあるんだよなあ。はるを。

 

 

…とか言って真面目に逡巡する反面、遂に私もアレンジするだけして喋らせてドヤ顔している一人前の弊社社員になっちまったか…と悲哀と喜びを感じた一日でした。

 

ああ、英語頑張ろ。