Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

わたしたちの最低な会話

年明け早々に救急搬送されてから、あっという間に半年が経つ。一度体内が大火事を起こすと、その後も血管がチリチリになったり内臓が血を流してみたりと厄介な二次災害が起きることがあるのだそうです。今日はその最後の予後チェック。

 

こちらをご覧の皆さんには一切ご縁がないことを祈るばかりですが、造影剤を使ったCT検査も、現代の詳細なエコー検査も、結構苦痛なものです。造影剤はそれなりに体に負担・リスクがある為にやたらと念書を書かされるし、点滴で造影剤を入れた瞬間に体にかーっと熱が拡がってゆくあの奇妙な感覚にも慣れることはできそうにない。エコーもまた、熱い液をぐりぐりと塗ったくられては「息を吸って~吐いて~」と律儀に指示に従うこと20分間。なんだかやたら痛いし、あの時間も、やっぱり永遠に思える。

 

しかも今日は、不運なことに11時にエコーを済ませた後に診察は14時からなのです。「はい、問題ないですね~。」ただその一言を聞く為だけに、私は貴重な有給の3時間を持て余す。薄い財布の中身もハラハラ逃げていく。病気なんて、なるもんじゃあありませんね!

 

 

…なんてどうでも良い話を診察を待つまでの間に書きたかったのではありませんw

 

頭書の件に戻りますが、important notification! ここからは大変下衆な話になりますので、それでも宜しい!という寛大な方のみ、お目通しをお願い申し上げます…。警告させていただきましたからね、不快になったと恨まないでくださいね!(笑)

 

 

今月の終わりに、推しが遥々NYから私の暮らす田舎の会場にいらっしゃいます。

「今日は酔っぱらってるから!」なんて下らないいいわけを胸に、予約の電話を躊躇って先延ばしにしようと思っていたのですが…(だってこんな奇妙な女が行っていい場所かわかんないんだもん怖いもん) 昨日、結局意を決して会場に予約の電話をかけてしまいました。きっと事実は反対で、酔っぱらわなくっちゃ勇気が出なかったんじゃないかと思います。(笑)

 

私はまともにライブというものに行ったことがないので、相場が分かりません。「ええ~ライブってこんなに高いの~!?」と親しい仲間内に話してみると、「夜の娯楽より高いじゃん!(オブラートに100枚包んでおります)」…と大盛り上がり。私たちの話題の焦点はあっという間に肝心のジャズライブを大きく離れ、もう大きく脱線事故。急速に下衆な展開へ。

 

…それでは騒ぎの発端になった問題の料金比較表を下段にお出しします。

 

 

<Ex: Jazz Liveの一例>

 

 

<Ex: 夜の娯楽の一例>

 

 

 

「風〇って70分で10,000円なの!?」「ライブ高ーーっ!」「待って!行こうかな!」

 

大騒ぎです。そこからはもう、”パネル”のスクショの嵐。急速に穢れゆくカメラロール。「やっぱ茨〇のレベル駄目だわ~」「〇くん悪くないよ!」「こっちの店舗の方がイケメン」ww 経験者までカミングアウトででてきちゃうし。

 

そんな悪ふざけの途中で、「ところではるちゃんはどんな人が好きなのよー」と急に矛先がこちらへ。

 

本当は好みなんていつまでもあって無いようなものなのですが、強いて言えば「多分ずーっっっと年上の落ち着いた方が好きだから、年齢的にも夜の世界にはなかなかいらっしゃらないかも」と答えてみる。すると、「はるちゃん達向けの風はないの?」とぶっこまれ、今度はそっちのパネルを調べはじめてしまう。なんてことww 「意外と安い!」「ジャズ高い!」じゃないww 「まともなところ無いと思うよ~諦めるよ!笑」と返すと、友人の一人から「男性向けで女性OKのところなら良いかも」と大真面目にアドバイスをいただいてしまう……。OMG.....

 

あれ、もう何がなんだか…ジャズはどこへ…。あれ…?

 

 

面白おかしく書いておりますが、本当は一連の馬鹿話も、彼女たちが付き合ってくれただけ。真心、優しさだと分かっています。

 

傍目には順風満帆に見えても、家庭を築いていても、仕事で活躍されていても、三者三様に心の奥では満たされない寂しさや、問題を抱えているものなのですね。性と寂しさが不可分に絡み合った、暗い、暗い、洞穴に、落ち込んでいたりする。そこから這い出ようと望むとき、恐らく多くの人は劇薬を選びがちだ。女同士で、こうやって人様には聞かせられないようなバカ話をオープンに話せた方が、極端な方向へはしらないで済むのかなあと思ったりします。洞穴にいるのは、きっとあなたひとりじゃないのだと。

 

結局のところ私は、素敵なライブに15,000円を支払わずにいられなかった自分と、じょふーに10,000円支払う彼女達の間に、そう違いがあると思えなかった。同じ、同じ。たぶん、それが言いたかった。身の丈に合わない贅沢は、もろ刃の剣で私たちを切り裂くかも知れない。毒になるのか薬になるのか、そう簡単には分からない。ジャズだから美しくて薬になって、夜だから毒物だなんてことは、絶対にない。

 

 

そうして結局、友人の一人が無駄話の最後に私に送ってきてくれた優しさのリンクは、「人妻熟女デリヘル(女性対応OK)」でした……………。

 

 

 

オチ!!!!

 

優しさなんです。

 

 

でも、うん、私はやっぱり、風俗はいいからライブに行こうかな。(笑)

さて、診察に行ってこよう。明日も仕事だ。