Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

女たちの作戦会議

今日は酷い寝不足で、仕事とジムが終わった後にはもう一行も追えそうにありません…。こんな日にできそうなことと言えば、ぼうっと詰まった何かをこの排水溝に流すことと、そして、いつもの仲間たちとの馬鹿話くらいでしょうか。

 

寝不足の原因は、友人の悲惨な離婚問題でした。

 

事実は小説より奇なりと言いますが、0歳児を抱える彼女からの耳を塞ぎたくなるような打ち明け話に、仲間の誰もが阿鼻叫喚の嵐。「くずーーーーーーーーー!!!」「待って、人間の話してる?」「竹刀ださなきゃ 」「胴着どこだったかな…」「あたし酒やけした声でバットもってくから」類は友を呼ぶのか…なかなか過激で格闘派です。

 

彼女の力で借り上げているアパートに居座っているという、とんでもない屑男。昨晩は、格闘派一群はそいつの元へまさに乗り込む勢いでした。そうして女たちの作戦会議は、夜中まで続いたのです。兎に角、カンパもするし、いつでも逃げてきて良いよ!と声をかけ合い、次の将棋の一手への案が飛び交う。彼女たちは賢く、頼もしい。そして、どんな時も最後は必ず笑いに変えてしまいます。

 

私たちは、これまでも何度も夜中まで「女たちの作戦会議」をしてきました。身近な人に奇妙な男性がついてしまったときも、お子さんが心配なときも。人には言えない馬鹿話、秘密の戯れが私たちの大半を占めていますが。(笑)

 

やはり持つべきものは友人と言うべきか、はたまた、差し伸べられた手を思いきって掴む勇気と言うべきか。「ちょっと聞いてもらいたいことがあるんだけど…」そんな最初の一言の勇気が、思いもしなかった大きな支援を引き寄せることもある。縁とは本当に不思議なものです。望んで手を伸ばしても絡まない蔦のようで、やはりそれは、僥倖です。一体、いつ、どこで、どんな形で訪れるかさっぱり分からないのですね。私はシスターフッドなんて言葉を聞くとイライラしてしまう性質でしたが、なーるほど…この世にはるのかもね…と思い始めています。

 

願わくば、これからも私たちが、夜中まで秘密の花園で騒いだり、時折互いの棘を抜き合える仲であって欲しいと願います。日陰で大人たちから隠れて舌を出し合う子供たちのように。世を忍ぶ昼の仮面をそっと外して、いつまでも…。

 

 

さて、ここからは少々実際的な話ですが。

 

各種手当が「世帯主」に振り込まれてしまうことの問題点は、折に触れて指摘されていますよね。私は今回の友人のケースを見て、これは本当にまずいなと思いました。経済的DVの温床。どうやら相談すれば振込先を変えてくれる場合もあるようなのですが、実際はなかなか簡単ではないようです。やはり、個々人の口座に振り込まれるべきでしょう。虐待者から通帳を取り上げられてしまえばそれまでかも知れませんが、少なくとも、なんでもかんでもまとめて世帯主に振込されるよりは、個人の口座に振り込まれた方がチャンスが残ります。

 

そもそも「世帯主」って概念はなんね?考えてみたら奇妙過ぎます。一家に「主」等がいるわけあるか。いてたまるか。一番金を出しているやつのことを言うんか?そんなら女が世帯主のことも腐るほどあるわなーーーーと、私はここにきて始めて「ふぁっく家父長制」の概念を理解しはじめると言うね…。

 

乱暴な言葉で批判しても、誰にも何も届かないことは分かっています。けれど、今日は言葉を吟味しているような余裕はありません。私たちの住んでいる国は、とんでもない、化石としか言えない大馬鹿野郎です。化石で結構、文化に妄執しても結構。少なくとも経済的に多少なり前進していて、幸福ならばね。どうですか?それすらクリアできていない。年々追い抜かれていく。ならばなんの為の仕組みなんだろう。多くのことに、そう思う。

 

まあ、きっと誰が読む訳でもないし…と思って好き勝手投稿したものが、意外と読まれてしまったりします。今日もそうなる予感がしますw LINEの仕組みが変わってしまって、投稿者は公開範囲をあまり選べなくなったようですね。LINEが勝手に「ともだち」を決めちゃうんだよ。それでも今回で「150投稿」とみて、congratulation!とつぶやきました。無意味なささやきのボトルを海に投げて、150回。無意味と分かっていてもやめられないところに、私の業がございます。書くという小さな小さな自由を、もっと探りたいから…。時々、それだけがすきなこと。かも、しれない。こんななにもできない日には。

 

訪問してくださった方へ、心より御礼申し上げます!