Enter The Void

最近はジャズとちひろさんに夢中です。

Fever!!!!!

昨日は!!!泣く子も黙るBLUE NOTEのCihiro Yamanakaさんの演奏を桐生で観て参りました!!!!このイベントを知ってから当日まで、3週間くらい前から緊張していました…なんかもうハラハラするので前日に無駄に衝動的に登山してしまったり…。(アホw)

 

奇跡的に撮影がOKの会場だったので、本日は贅沢なことに私の個人カメラに収まってくれた見目麗しい姿を皆様にもお裾分けしたいと思います☺ 通常許されないようですから、これは激レアかも知れませんね…。動画も沢山持っているので、ご興味のある方は気軽に一報下さい🙃独り占めするの勿体なくなっちゃう演奏です!

 

NY Baseの世界的なアーティストですので、「よしおさん」の話は海外勢の方が喜ぶかも…と、今日の記事は英語で書こうか悩みました。しかし、私が感激で完全に語彙力を失っているし休暇中でそもそも貧弱な英語スイッチも入りそうにありませんので、日本語で書きます。(笑) 

 

このジャズフェスティバルは昨年始まったばかりのイベントで、桐生駅の北口の小さな広場で開催されます。ステージも正直とても小さく、高さがないものですから、このスペースに世界の山中さん呼んじゃってマジで大丈夫なの…?一目でも見れるの?不安だらけの中参りました。不安の通り、到着すると会場は14時の時点で大盛況です。みんな、ねえここに何しに来たの?ってくらい酔っぱらってます。(笑)

 

あまりにテンパっている姉の看守役(緊張のあまり飲み過ぎて目が座って危険人物認定される等の粗相がないように、、、)として妹が同行してくれたのですが、鬼の様な日差しと相まってこの人込みには完全に参りました。二人で到着して即・プチお通夜モード。諦めて16時までは外側のベンチでゆっくり聴いて、16時の時点でなんとか良いポジションから立ち見しようと席を立ったのですが、凄くラッキーなことになんとかナイスな死角手に入れられたのです!!!

 

しかし生ちひろさん、もうとんでもなく凄かったです…。まず、あまりに華奢でびっくり…腕が…顔が…小さすぎでは…我が家の猫くらいでは…?(?)

背も150cmと相当小柄なんですが、半端じゃない激しい演奏なんです。でも、とても音が澄んでいて綺麗なの。もう、集中力が本当に鬼。アスリートって感じ。こんなに素敵な生命体が存在するものなの??ぜったいにもう同じ種族ではない…なにこれ実話??って、私はかなりショックでした。ある意味初めての推し体験かも知れません。みんなの言う「尊い」って、こういうことだったのね。

 

(こんなことも知らなかったのですが、ピアニストは登場すると初めにこんな風に椅子をいじって高さを調整するようです。小柄なのにとーーーても高くセットしていました。あ、右利き。)

 

一曲目からインパルシブというかなり疾走感のある曲を弾いていて、なんかもうしょっぱなから格の違いを見せつけるかの様だったね…と。未だかつて見たことのない美しい未知の生命体との遭遇って感じだった…。ちひろさんが現れた瞬間拍手と歓声でカメラがばーーーっって向く。もう完全にアイドルだよ。

 

 

芸能人ってその場からくっきり浮いてしまうくらい特別なオーラというか圧があるんですね。入ってきた瞬間にあまりに華、艶があってびっくりしました。「妖精」言っている人いて笑ってしまいましたよ。妹は「なんか降臨だった…」とか言ってるし、後ろの地元のばーちゃんも騒いでるし。(笑) 凄い人気です。

 

私が齧りつくように読んできた本人の文章はかなりさばけていて、「見た目なんてかまってる時間ないし、勝手にして~」「髪の毛なんてただの死んだタンパク質」「#女装」とか言っちゃう感じでしたので、本人の女性的な華やかさと言動のイメージギャップが半端じゃなかったです。ラジオでも文章でも本の紹介が多かったりして、庶民にも優しい貴族って印象だったんだよねw あの演奏のエネルギッシュさ、激しさ(私はそこがちひろさんの音楽の堪らない魅力だと感じています)は本人のフェアリーっぷりからは中々想像ができないね~。大迫力の演奏です!!!

 

衝撃だったのは、最後の一曲だった大好きな"So Long"という曲が彼女が子供の時に書いた「ママ バイバイ」という曲だったことです…。ピアノの練習をしなくて怒られて(いやで)書いたとか…才能…戦慄です…。「ママ バイバイ」のままでもとても可愛かったけれど、So Longはとても渋い、素敵な一曲になっています。

 

ちひろさんは地元愛が本当に深くて、このイベントも無料なんですよね。トークの度に仲間やスタッフの顔を立てて、「市長~!来年も宜しくお願いします~!」「皆さんJazz Barも宜しくお願いしま~す!」とアピールしてあげたり、桐生親善大使って感じでした。こんなリーダーに恵まれている町が本当に羨ましいですね。

 

ちなみにその後、サイン会もありました。凄い。。 勿論長蛇の列で、この間もフラッシュたかれまくりです。恐らく16代目くらいになるMOLESKINのノートにサインをお願いすると「良いの?」「KRUGだ」「シャンパン?」と反応してくれていたんですが、実は私はこのノートをメルカリで安く買っただけなので、どの会社がアメニティとして配ったMOLESKINだったかなんて今まで全然興味なくて知らなかったんです…まさか…「アッソウナンデショウカ?」となってしまいました。

妹に「大丈夫最初の二言だけちゃんと喋れてたからあとはなんも言えてなかったけど」とdisられて泣きながら帰りました。ちなみに後から調べたら、なんとKRUGは高級シャンパンのようでしたwwそんなの一度も飲んだことありませんwwクリュッグと読むことすら知らないクラグだと思ってたww まるでお金あるフリしたみたい?余計ダサいわ畜生。ちなみにこの写真は妹がいつの間にか横から5枚も撮ってた中の一枚です。全部妖精。全部可愛い。Thanks a lot!!! ちなみにこの方、48歳です。Age is just numberです!

 

 

 

あ、この文脈で言うと心底気持ち悪いなと思うんですが、ここからは世界の山中Fever!!!!とは切り離して読んでくださるとうれしいです。急に、ふっと子供時代の事を思い出しました。

 

私は当時、年上の女性と話せないいう深刻な悩みがあったんですよね。あ、笑いました?くっそきもいなと思った?(笑) 微妙に種明かしが済んだ今では(それでも完全ではありません。)自分でも本当に笑っちゃうような話なんですが、当時は本当に本当にシリアスな悩みでした。ミステリーでした。解けない恐ろしい謎だった様にも思います。解きたくなかったのかも知れない。闇が闇を呼んでいました。あの悪循環は当時は深刻な悩みだったんだよね。

 

折角向こうから構おうと来てくれても(恐らくぶすっとして)逃げてしまうわけですよね。折角手をつないで引率しようとしてもらっても、私はもう逃げ出したくて必死なんですから。でも、きっと人一倍甘えたかった訳です。

 

それでも、何故か壁なくしつこく飛び込んで可愛がってくれる良い先輩が習い事等々にいて、私はその人とだけは屈託なく話せたんですけど。元気に幸せにされてると良いなと思います。

 

振り返れば彼女も家庭環境が複雑だったので、なんか同じやつ助けて可愛がらなきゃ!みたいな本能が発動していたのかも知れませんし、同級生には出せない顔を気軽に出せる相手として、男みたいでおおざっぱでめんどくさくないw後輩が丁度良かったのかも知れません。地方は闇が深くて、めんどうくさいガキ多いですからね。彼女も色々と人間関係は大変だったようです。

 

みーちゃん、長い間本当にありがとう!お世話になりました。あの天真爛漫な顔が曇らずに、お元気にされていることを祈っております。絶対良いお母さんになるもんね。

 

振り返れば、愛されたり守られたりすることにとても飢えている時…あなただけは、憎まず、ちっとも怖がらずに、ただ純粋に私のことを可愛がってくれてありがとう。今でもあれはなんでだったんだろうなー?私ラッキーガールだよなーと不思議に思うよ。なんか年の差関係なく、友達みたいにCloseだったんだよね。

 

近頃、ヤングケアラーという言葉を聞くことが増えました。思えばみーちゃんこそ、本当はずっと大変だった筈です。だから、めんどくさい田舎の日々なんて、もう今は幸せ過ぎてすーっかり忘れちゃってるといいなあ、と思ったりします。私もこれからもそうします。何処かでお会いしても、過去から幽霊が声をかけるような野暮なことはしませんから。

 

もしかしたら私がなんとか曲がり切らずに生きているのは、人生の中で受けてきた無邪気な優しさが、そうさせてくれたのかも知れません…。